利用法あれこれ
- 今回の私のように、かつて運用していたホスティングをVPSに乗り換えて、コストを削減したいと考えている人は多いはず。数値的根拠はないが、某使えるねっとで5000円程度毎月支払っていたサービスよりも品質の高いサービスが1000円程度で受けられるのがVPSの魅力だと思う。
- 費用も安ければ導入も早いのもVPSの魅力。基本的に即時納品なので、顧客から開発依頼を受けてからすぐ契約を済ませてもらい、開発期間はVPSで運用、本番環境は別途構築する、などといった利用法が考えられる。契約から開発が始められるようになるまで概ね4時間あれば十分だろう。
- 月額980円なら自宅でサーバを持った際に発生する電気代よりも安い(無論サーバの電源によっては自宅サーバの方が安いかもしれないが)。従ってこのご時世、勉強用に自宅でサーバを持つという行為自体古いのかもしれない。
導入
- なにはともあれ、まずは契約関係を済ませる。VPS関係の情報はここにまとまっている。契約もクレジットカードがあればすぐ終わる。
- 仮登録完了時に送られてくるメールの内容があればサーバのセットアップは始められる。
OSのインストール(Ubuntu)
- OSのカスタムインストールに際しては、どういう訳か知らないがMac版のGoogle Chromeからではうまくいかなかった。Safariは起動させるのが面倒だったので試していない。自分はWindowsのGoogle Chromeでカスタムインストールの手続きを行った。Macユーザは注意して欲しい。
- デフォルトのCent OSだと何かと不便。なので仮登録完了後送られてくるメールに記載されているVPSコントロールパネルからOSの再インストールを行う。
- ログイン後のメニューからOS再インストールというメニューへ進むと、『カスタムOSインストールへ』というリンクがあるのでクリック。
- OS選択から『Ubuntu 10.04 i386』を選択。AMD版とか誰得。
- 以降はマニュアルに従ってインストールを行えば何のトラブルも起きなかった。
- インストール後VPSの起動が必要になるので、VPSコントロールパネルのVPSホームから、インストールしたインスタンスの起動を行う。普通に起動ボタンを押せばいいだけ。
- 起動確認後SSHで接続する。
ツール関係のインストール
- 最大限面倒を避けるため各種アプリケーションはaptからインストールする。
- その前にデフォルトエディターを変更する。デフォルトだとnanoなのだが…自分はviにしている。
$ update-alternatives --config editor - まずapt自体のアップデートを行う。これを忘れると後でエラーが出たりして面倒。
$ sudo apt-get update - auto-aptをインストールする。あると便利。
$ sudo apt-get install auto-apt
途中posfixのインストールダイアログが出るが、デフォルトのままで問題ない。エンターを2回押して次に進む。 - auto-aptのアップデートをする。
$ sudo auto-apt update - 次にシェルやエディタをインストールするが、省略。
サーバ類のインストール
- Apacheのインストール
$ sudo apt-get install apache2 - MySQLのインストール
$ sudo apt-get install mysql-server
インストール中にメッセージが表示され、rootのパスワードを設定しろと言われるので設定する。
$ sudo apt-get install libapache2-mod-auth-mysql - PHPモジュールのインストール
$ sudo apt-get install libapache2-mod-php5 php5-mysql - mod_rewriteの有効化
$ sudo a2enmod rewrite - phpMyAdminのインストール
$ sudo apt-get install phpmyadmin
サーバにはApacheを選択。
phpMyAdmin用MySQLユーザのパスワードを聞かれるので設定する。
インストールが終わってからApacheの設定を書き換える。
$ sudo vi /etc/apache2/apache2.conf
末尾に以下を追加して保存する。
Include /etc/phpmyadmin/apache.conf
デフォルト設定だとセキュリティ上問題ありそうだが(せめてBASIC認証くらいはしときたい)、一旦ここではデフォルトでよしとする。 - ここで一度Apacheを再起動してブラウザで確認。
$ sudo /etc/init.d/apache2 restart
http://[IPアドレス]/
http://[IPアドレス]/phpmyadmin
両方見れればOK。 - 基本設定はここまでで完了。後は開発物に合わせて適宜インストールしていく。
FWの設定
- デフォルトだと何もフィルタしないノーガード状態。当然良いわけが無いので設定を行う。
ここが参考になる。
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