2011年1月30日日曜日

実務でObjective-C開発をした際遭遇した問題点など

およそ2ヶ月、Objective-CでiPhone/iPadアプリを開発した経験を忘れないようバックグラウンド含めてアウトプット。また、後続開発者の人が読んだ際一助になるよう役立つリンクも記載していく。

開発に着手する時点での自分自身のステータス
  • 商用開発での携帯端末用アプリ開発の経験はわずか(Javaで携帯アプリ開発を少々かじった程度)
  • 従ってiOSでの商用開発経験はナシ。お遊びで一本アプリを作った程度でAppStoreへ公開した経験もナシ。
  • C言語の知識はそこそこあった。
  • JavaやC#の経験をフル活用すればなんとかいけるんじゃないかと言う甘い期待があった。(これがそもそもの間違い)

初期段階でのお勉強
  • 半日ほどかけてObjective-C入門を端から端まで何度も読んだ。
  • Objective-C最速基礎文法マスターも非常に良くまとまっていた。
  • 言語としてのお約束に関しては上記2つのサイトで大体理解出来ることもあって、この段階でもまだ、なんとなくいけるんじゃないかと言う甘い期待があった。

最初の壁
  • 組み込みクラスのAPIドキュメントの邦訳が思ったより少ない。何をやるにも断片的な情報を組み合わせて試行錯誤していくしかない。
  • ガーベッジコレクションが当たり前という環境に慣れすぎていた。とにかくメモリ関連の問題につまずき続ける。

第二の壁
  • メモリ関連の理解が進まないために生産性が上がらない。書いては書きなおすの連続。
  • 正直もう少し勉強してから着手すべきだったと後悔。
  • QuartzDemoのコードを読んで勉強する。どんなブログなどの情報ソースよりも役に立ったと思う。

現段階で言えること
  • iphone/ipad開発においてはメモリ管理が全てのボトルネックになりうる。リソースが限られているのだから当然だ。
  • とにかく最初から計画立てた実装を行うことが重要。従って勉強しながら開発をするといった甘い考えは捨てたほうがいい。身を持って示した。
  • 浅いレベルの情報はブログなどを見ればある程度収集出来るが、少しでも難しいことをやるとなると情報源が限られる。出来る出来ないの問題になるので、リスクヘッジのために企画やデザインが決まる段階で他の人がやっていないことには手を出さない方が安全という事は伝えておいたほうが良い。

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